使いやすさには理由がある。

違いを生む天研の技術

01.焼き入れ
鋼を高温まで加熱し、適切な条件で冷却することで硬度を高める「焼き入れ」。精密工具に求められる硬さと耐久性は、この工程で土台が決まります。天研工業では、この焼き入れを外部に出さず、自社で行っています。

02.自研磨(水砥石)
焼き入れを終えた地金を、水砥石で研ぎます。研ぐときに出る熱は、せっかく出した硬さを損なう原因になります。水で冷やしながら研ぐことで、硬さを保ったまま、のちの工程の土台となる面を整えます。

03.溶接
溶接でいちばん大切なのは位置です。ずれると、開閉を繰り返したときに溶接が外れる原因になります。材料の厚みによって一本ずつ様子を見ながら、条件を合わせています。

04.研磨
機械による研磨で全体を整えたあと、側面と先端は職人が一本ずつ手で研ぎます。先端の細さや角の当たりは、手の感覚で仕上げる部分です。

05.先端合わせ
閉じたときに先端がぴたりと揃うよう、一本ずつ調整します。先端がわずかでもずれると、細いものはつかめません。
ピンセットの性能を決める、最も繊細な工程です。

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毎日のケアから、持ち歩ける備えまで
ABOUT

天研工業は、世界三大刃物の町・岐阜県関市で創業100年を迎える精密刃物メーカーです。
医療用ピンセットやプロ向け美容ハサミ、毛抜きなど、高い精度と信頼性が求められる分野を主軸に、三代にわたりものづくりを続けてきました。
工程の多くを今も職人の手で行い、一本一本を目と指先で確かめながら仕上げています。数字やスペックだけでは語れない「使った瞬間の安心感」や「手になじむ感覚」は、長年の現場経験から生まれるものです。

近年では、培ってきた精密加工技術を活かし、アウトドアギアなどのオリジナル商品開発にも注力。代表作である「チャッカード」は、伝統技術と現代のライフスタイルを融合させた天研工業ならではの挑戦です。

単なる道具ではなく、使う人の行動や気持ちを研ぎ澄まし、日常の質を高める体験。100年の歴史で磨かれた技術と感性を、ぜひあなたの手で感じてください。